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久々の更新はナムカプで季節物として取り扱っていた小説です。
日頃の感謝を込めて小牟がバレンタインデーに向けて手作りお菓子に初挑戦します。
心を込めて作る果たして感謝の想いは零児に届くのか?!
では下の方からどうぞ☆
どんな歳になっても誰かを思う気持ちは強いもの。
ここにいる彼女もまたある人へ感謝の気持ちを伝えようとしていた。
それはパートナーとして人として伝える想いだと知りつつも・・・・・。
ここは特務機関森羅の一室。部屋の隅にあるキッチンで小牟は作業をしていた。
「本によるとこうじゃな~。」
本を見ながら作っているのはトリュフと呼ばれるお菓子である。
そう、小牟は2月14日のバレンタインに向けて手作りチョコを作っている最中だった。
『世間では女が男にあげる日じゃと聞いておる。あいつに作るはな・・・・・」
本を参考に慣れない手つきで作業する小牟の渡す相手と言えばパートナーでもある零児ただ一人。
本心は感謝の気持ちを込めて彼女なりに一生懸命なのだ。
「こっ、こうかのう~」
形作ったトリュフを台に乗せて後は30~40分、冷蔵庫で冷やせば完成。
「ようやくできたのう~」
40分後出してみると茶色っぽさを残すトリュフが完成、味見してるとなかなか良い具合に出来たようだ。
「これでチョコはばっちりじゃのう。あとは・・・ちゃんとあいつに渡せるかどうかじゃな。」
そんな想いで当日を迎えた彼女は零児の部屋に行き、ドアを叩いた。
「零児~。」
「なんだ小牟か。どうした?」
「お主に渡したいものがあるんじゃ」
「なんだ?」
「今日はバレンタインと言う日らしいから本を見て作ったんじゃ。」
「えっ?お前作ったのか?」
手に持っていた物を渡すと「あとで感想聞かせてのう、零児!!」と走り出していった。
「小牟・・・・・」
ただ呆然としか出来なかった零児であった。
それから数時間後。
慣れない行為をしたためか慌てて部屋に戻った後赤くなった顔を見てますます恥ずかしくなった彼女はベットへ潜り込んだまま眠ってしまった。
ベットから起きた彼女が何気なく周囲を見渡すとドアの間に手紙が挟まれる。
裏を見るとそこには「有栖零児」の文字が。
「もしや、さっきの返事?」
恐る恐る読んで見るとそこには一生懸命作った彼女の想いに対する零児の言葉が綴られていた。
-小牟へ-
さっきは驚いた。まさかお前が手作りチョコを持ってくるとな。
お前の手作り食べてみたぞ、上手かった。
どうして作ったかは知らんが嬉しかった、ありがとう。
零児
「お主らしいのう、零児」
彼女にとってその気持ちだけで十分だった。
感謝の想いが彼に伝わったのだから・・・・・・・。
-小説後記-
バレンタイン小説を書きました!!
こんなこと書いていいの?って思いましたが女の子らしいこともさせたくて書きました!
零児と小牟のこういうやりとりがあってもいいと思いましたから・・・・
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ゲーム音楽を生活の一部とする面も。